TOWN PAGES Vol.21 / 2013-2014
80/184

Information76生活情報 〜カナダの暮らしに役立つ情報〜車に乗る(交通事故・盗難)しても、内臓、脳、神経にダメージを与えている場合もありますから、自己判断をせず、念入りに診察を受けておいてください。またケガの兆候が続く限り、医師にケガの状態をモニターしてもらい医師のアドバイスと治療を受けることも非常に大切です。■ 他の車の不注意で交通事故で被害に逢った場合 ………………………被害者は交通事故で受けたケガ(被害)に対する賠償請求ができます。運転手、乗客、通行人に関わらず、他の車の不注意運転による被害を受けたら直ちにICBCにレポートしましょう。損害賠償はケガの大きさや個々の事故の状況にもよりますが、以下のものを請求できます。請求内容の詳細は弁護士に相談しましょう。● 非金銭的賠償 …………………………………………………………ケガに伴う痛みや精神的苦痛、生活の娯楽の損失に対する請求。● 過去の収入の損失 ……………………………………………………交通事故のケガのため休職した分の賃金に対する請求。● 現金支出 ………………………………………………………………治療のための薬代や病院での治療費を自己負担した場合、これらの出費を取り戻すことができます。請求の際には、自己負担した全てのオリジナルの領収書(受領証原本)を取っておくことが大切です。● 将来の収入の損失 ……………………………………………………事故による後遺症や障害を負った場合には、将来の収入の損失や収益力に対する損害請求も可能です。● 将来の治療にかかる費用 ……………………………………………事故による後遺症や障害の治療、及び薬代が継続的に必要な場合、これらにかかるおおよその治療費を計算し請求することができます。他のドライバーの不注意によって起こった交通事故による被害は、専門知識を持つ弁護士に相談することが大切です。交通事故によるクレームは、事故発生時から2年の間に起こさなければなりません。2年以内にクレームを起こさない場合、交通事故によるケガに対する損害賠償の請求権は無効となります。■ 自身の過失による事故の場合 ……………………………………………たとえ交通事故があなたの過失によって起こり、それに伴うケガのため働けなかった場合でもICBCの保険で制限はありますが、カバーされるものもあります。これらはno-fault benefitsと呼ばれ、交通事故があなたの過失でおこった場合でもそうでない場合でも、同様に適用されます。事故があなたの過失によるものでも、できるだけ有利な賠償で解決できるようICBCの傷害請求に詳しい弁護士に相談しましょう。もし交通事故でケガをしてしまったのなら、自分が運転手、乗客、歩行者だったかにかかわらず、できるだけ早いうちに弁護士に相談した方が、後々のことを考えると面倒になりません。もしできるのであれば、ICBCと会うよりも先に弁護士に相談するほうが得策です。ICBCは事故がどのようにして起こったのか、事故によるケガ、事故にあう前の治療履歴、被害者の社会活動やリクリエーション活動などの情報をまとめた供述を要求します。その供述が損害賠償請求をするにあたり非常に重要となってきますので、それらの情報が適切に説明されていないと、判断材料としての能力に欠け、賠償請求に対して有効な供述となりません。簡単に言えば、交通事故の責任が誰にあるのか、供述の中のケガが事故によるものなのか、それとも事故の前から存在していたものなのか、被害の度合はどれくらいなのか、などの論点の中心となる部分に影響してきます。弁護士はそういった問題を防ぐために被害者が望むのであれば代行してICBCにレポートできますし、賠償請求を弁護士が処理しますので、被害者の負担が少なくなります。……………………………………………………………………………………■ 弁護士へ相談する利点まず、ICBCに損害賠償を請求する際、ICBCの損害査定人は被害者を保護するために存在しているわけではないということをよく理解しておく必要があります。ICBCの損害査定人はICBCという自動車保険会社側の人間です。ですから彼らはそういった請求に対して、できるだけ早く、できるだけ自分たちに有利な賠償で解決できるように尽力しています。ICBCへ損害賠償請求をするにあたり、弁護士を雇用する最大の利点は被害者がほとんどのケースに対して、弁護士費用を差し引いたとしても、弁護士なしで損害賠償する場合よりも多くの損害賠償を取ることができるということです。個々のケースによって変わってきますが、弁護士を雇用している場合と雇用していない場合では、何千ドル、または何十万ドルという違いが生まれてきます。また、弁護士を雇う別の利点として、ICBCと直接話し合う必要がないということもあげられます。ICBCと交渉することは非常にストレスの多い仕事です。個人が事故に遭遇し、クレーム処理や賠償請求することはそう何度もあることではありませんが、日常交通事故を専門に取り扱う弁護士は賠償請求のノウハウを熟知しているので、安心して交渉を任せられるのが大きなポイントです。 ……………………………………………………………………………………■ 弁護士費用について交通事故問題を扱う弁護士は成功報酬をベースに働いています。つまり弁護士は、被害者が損害賠償で得た賠償金の一部を成功報酬として得ているということです。成功報酬の限界は法律で決められていて、交通事故の損害賠償請求の解決に関して言えば、最大で得られるパーセンテージは賠償金の33.3%、他のアクシデントや事故での損害賠償請求ですと40%が最大となっています。もしも損害賠償を何も得られなかった場合、ノーチャージとなります。弁護士費用に関する詳細は各弁護士に相談しましょう。車の盗難にあったらまず警察へ通報することが義務づけられています。ICBCへのレポートの前にファイルナンバーを入手します。ICBCにレポートをし、査定人との面会の予約を取ります。査定人との面会では盗難に関する報告書へ必要事項を記入し、盗難にあった車の鍵を預け盗難車が発見された際にICBCが移動させる旨の許可書にサインします。その後盗難車が見つかるまでの代車を借ります。警察は数ある盗難車を捜査します。盗難車が発見された場合、警察は車の所有者にしか通知しません。警察からの報告が入ったらすぐにICBCへ連絡しなければなりません。ICBCは発見された車の状況から賠償額を査定します。盗難にあってから22日以上たっても発見の連絡がない場合、盗難車の市場価格を元に算出された保険金が支払われます。車両修理が必要な場合は交通事故の物損事故と同様にICBCでの査定を受け、修理に出します。■ 賠償請求について ■■ 弁護士への依頼 ■本誌に掲載されている情報は全てではありません。ICBCのクレームに関する詳細はウェブサイトをご確認ください。ICBCサイト… www.icbc.com■ 車の盗難にあったら ■

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です