TOWN PAGES Vol.21 / 2013-2014
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Information61生活情報 〜カナダの暮らしに役立つ情報〜教育(日本語教育/帰国を見据えた教育)入学試験もあり、ある程度の日本語の読み書きができることが前提となります。補習授業校は週1日の授業で日本の週5日分の補習をするので、現地校との両立も宿題やプロジェクトと重なりかなり大変になります。教科学習以外にも、日本的な学校行事の開催など日本に対する理解を深め、帰国後の学校生活および社会生活に適応できる取り組みがなされています。帰国子女は滞在国の言語に優れているだけでなく、異文化を体験することで得た国際感覚も身につけています。しかしながら日本国内の学校への復学・受験の対応は帰国子女にとって深刻な問題です。帰国生受け入れの資格・条件は各学校で異なるため、希望の学校の募集要項を早めに手に入れる必要があります。帰国子女の認定条件は、海外滞在年数、現地校での在籍年数や帰国後の期間等です。一般的には中学と高校で海外での滞在年数が2年以上、帰国後1年以内であることが条件で、復学には面接と国・数・英の3教科を受験します。大学では2年以上継続して海外の学校に在籍、もしくは通算在籍年数が3年以上で卒業見込みの者であることが条件となります。帰国枠大学入試を行っている大学では、選考方法は各大学が実施する入試の成績、高校での成績、TOEFL/SAT等の成績の資料が基本となり、一般入試とは大きく異なります。小論文や英語力は最も重視されますが、日本語(国語)能力も大学の講義についていけるかが大きく左右されます。カナダからの場合、カナダの大学に進学できる条件を満たしていることが帰国枠入試の出願資格として求められる場合があります。日本国内の帰国生受け入れ校の担当者が海外各地で開催する「帰国生のための学校説明会・相談会」に参加してみるのも良いでしょう。各校の指導方針、授業や課外活動などの特色や選考方法、時期、募集定員枠などの情報提供とともに、生徒・保護者からの具体的な相談にも答えてくれます。ワーキングホリデーや留学を終えて日本に帰国する人の中には、カナダでの生活や勉強した経験を活かした仕事をしたいと思っている人も多いでしょう。ところが、今の時代、都市部では英語を話せる人は少なくありません。そうなると、英語を話すだけでなく英語を使って何ができるかが大きなポイントになります。ワーホリ=遊びというイメージを持つ企業もあるため、現実的にはワーホリは就職に有利とは言い難いかもしれませんが、それは全て本人のアピール次第です。カナダ滞在期間中に資格を取得すれば、「英語環境で貴重な体験をしてこのような資格を取った」、「これを使ってこのようなことができます」など、他の人との差をつけることも可能です。帰国前に短期間で取れる就職活動に有利なコースもありますので、帰国後のキャリアアップやキャリアチェンジの参考にしてみてください。 ■ 帰国子女の復学および大学進学 ■カナダでの滞在を終えて日本へ帰国する場合、日本の学校への復学や進学、海外での経験を活かした就職などその先の進路にはいくつもの選択肢が考えられます。ここでは帰国前に役立つ情報を紹介します。■ 帰国後の就職に役立つ資格を取得する ■● 日本語環境を作る両親、もしくは片親が日本人の場合でも、日本語環境を整えるのは至難の業です。週1日の日本語学校での勉強だけでは日本語の維持は難しく、ご両親の努力が重要なカギとなります。家庭内ではお子さんには英単語を混ぜた日本語を避け、日本語で話しかけたら日本語で答える習慣をつけさせましょう。自宅でできる日本語のテレビ・ビデオの鑑賞や日本語の本の読み聞かせは、日本語の習得だけでなく、日本文化を自然に吸収する良い機会にもなります。また、長いカナダの夏休みを利用し、日本の小学校へ短期通う「夏休み体験入学」を試してみるのも良いでしょう。都道府県、各自治体により制度も異なりますが、一般的には小学校の校長先生の判断で受け入れの可否が決まります。通常は該当する学校に個人が直接連絡して学校長の指示を仰ぐことになります。1ヶ月程度の参加なので、教科書等は学校の物を借り、費用は給食費程度で済むのも魅力です。カナダでは体験できない給食当番や掃除当番など、日本的な学校生活を体験できるのは言葉の上達だけでなく、日本の習慣を学ぶ上でも大変役立ちます。● 英語教師・児童英語教師....................................................................................... TESOL(Teachers of English to Speakers of Other Languages)、TEC(Teaching English To Children)、TYC(Teaching Young Children)などは最も人気の高い資格取得コースの一つ。また日本での小学校英語指導者資格(J-shine)を取得できるコースもあります。(期間) TESOL : 1ヶ月~3ヶ月(サーティフィケート、ディプロマ)、TEC : 2週間~2ヶ月(サーティフィケート、ディプロマ)、TYC : 1ヶ月 ~(ディプロマ)● 旅行業・ツアーガイド(Tourism Certicate) ................................................ 旅行業のカスタマーサービス、チケット予約業務などの基礎を学びます。IATA認可されているコースを取得できるところもあります。 (期間) 3ヶ月~(サーティフィケート)● ホテル業(Hospitality Certicate)................................................................. ホテルサービス業の知識や基礎を学びます。 (期間) 3ヶ月~(サーティフィケート)● 日本語教師養成講座 ................................................................................................................. 日本語教師に必要な日本語教育の基礎や日本語教育能力検定試験の記述式問題実践指導を教えるところもあります。 (期間) 1ヶ月~(サーティフィケート)● 秘書検定 ......................................................................................................................................... 一般的な秘書業務の基礎からソフトウェアの管理やオフィス環境、会計管理を学びます。米国公認秘書検定(CPS)の対策コースがる学校もあります。外資系企業への就職を考えている人にお勧め。 (期間) 3ヶ月~● マーケティング・国際貿易 ...................................................................................................... マーケティングや国際貿易に関する知識と実践的なスキルを習得します。 貿易業界で認可されているFITTディプロマ取得が可能なところもあります。 (期間) 3ヶ月~6ヶ月 (ディプロマ)● ビジネスメネージメント ......................................................................................... ビジネス管理の基礎、文書管理やソフトの使い方を学びます。 (期間) 2ヶ月~ (サーティフィケート)● 通訳/翻訳 ................................................................................................................. 日英通訳養成講座、翻訳養成講座、実務経験を加えたコースもあります。 外資系企業等で通訳翻訳スキルを使って仕事がしてみたい人にもお勧め。 (期間) 2ヶ月~4ヶ月 (サーティフィケート)● TOEIC ....................................................................................................................... TOEICスコアアップのための対策コース。高得点を目指すアドバンスコース、更にはスピーキングなどの苦手分野集中コースもあります。帰国前にカナダで受験してスコアを取得しておくとよいでしょう。 (期間) 4週間~帰国を見据えた教育● 就職サポートについて帰国後の就職活動には人材紹介・派遣会社を利用するのも一つ。ワーホリの経験を就職に活かしたいなら、渡航前に一度人材紹介・派遣会社に登録をして、どのような経験や資格がよいのかを相談して自分の目標を立てるのもよいでしょう。カナダ滞在中は自分の居住地区にある人材紹介・派遣会社や無料で相談してくれる所もあるのでそちら活用してみるのもお勧めです。注意) 提供されているコースや期間、授業料は学校によって異なりますので詳しくは各学校のウェブサイトをチェックしてください。

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