TOWN PAGES Vol.21 / 2013-2014
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Information58生活情報 〜カナダの暮らしに役立つ情報〜教育(カナダの一般教育制度)■ 学校区分 ……………………………………………………………………ブリティッシュコロンビア州では6~7歳から15~16歳までが義務教育期間で、カナダ市民(永住権保持者)の場合、学費は無料です。学校教育体制は大きく2つに分けられ、7-5年制でグレード1(小学校1年生相当)からグレード7までがエレメンタリースクール(初等教育)に、グレード8からグレード12までがセカンダリースクール(中等教育)に通います。ちなみに、日本の高校1年生はカナダのグレード10に相当し、ここまでが義務教育となります。地域によってはミドルスクール(前期中等教育または中学校。グレード7~9)に分かれる所もあります。また、プリンスエドワード州を除く全ての州では5歳児に対する幼稚園プログラム(キンダーガーデン)を提供しています。キンダーガーデンでは園児達に1年生からの正規の学習環境に入る準備をさせることを目的として作られているため、小学校敷地内に併設されていることが多いのが特徴です。一般的に年度始まりはは8月中旬から9月初旬で、翌年の6月が年度末となります。年間授業日数は180日から200日程度です。● 保育園 (プレスクール) ……………………………………………………… 初等教育以前の幼児対象。費用は有料です。● 幼稚園 (キンダーガーデン) ………………………………………………… 5~6歳児が対象。遊びを通して子供たちの社会的、精神的、身体的、知的な発達を促しています。小学校就学前に行くもののため、通常半日のプログラムですが、地域によっては終日プログラム(K+)を提供している学校もあります。● 初等教育 (エレメンタリー・スクール) …………………………………… 主に読み書き、算数、理科、社会、保健体育、音楽、美術の基礎技能に重点がおかれています。第2言語教育(英語またはフランス語)も初等教育段階で導入されます。また、変動する生徒数に対応して、縦割り学級(連続する2学年の生徒を合わせて一つのクラスとし、一人の先生が担当する)を導入している学校もあります。● 中等教育 (セカンダリー・スクール) ……………………………………… 中等学校(または高等学校)は生徒に大学等の中等後教育や就職への準備をさせることが目的とする学校です。一般教養教育プログラムの他に職業教育プログラムを併設しています。学校は単位制で、卒業条件を満たすためには各州で定められた必修科目と選択科目を履修習得しなければなりません。……………………………………………………………………………………■ 公立学校/私立学校カナダ国内の生徒の95%は一般にパブリックスクールと呼ばれる公立校に通います。州内は学区(スクールボード、またはスクールディストリクト)に分けられ、それぞれの学区内で人口密度に応じて1校から数校の学校が設置されています。学校の運営・管理は各学区の教育委員会が行い、カナダ国民の場合、義務教育期間の授業料は州政府によって負担されます。私立校はプライベートスクールと呼ばれ、ほとんどがキリスト教系の学校になります。学校独自の伝統や教育方針に従って運営されており、カリキュラムやアクティビティーなど個性的な授業内容を提供しています。共学校の他に、男子校、女子校やボーディングスクール(寮制学校)などがあります。授業料は年間$10,000~$26,000程度です。……………………………………………………………………………………■ 特別進級制度日本の義務教育にはありませんが、カナダでは成績の優れた生徒を対象とした特別進級制度があり、学年をスキップ(飛び級)して進級することが可能です。この制度は初等教育、中等教育共にありますが、中等教育では科目ごとの進級が多いようです。例えば、優秀であればグレード10(高校1年生)でグレード11(高校2年生)の数学を取るというように科目別に学年を飛ばして進級できます。東洋人は数学ができる人も多いため、飛び級する生徒もいます。……………………………………………………………………………………■ ESL (English as a Second Language)カナダでは初等教育、中等教育共に多くの学校で留学生を受け入れています。外国人留学生や移民してきたばかりの家庭の子供のために、公立も私立も多くの学校でESL(母国語が英語でない学生のためのクラス)の生徒を対象としたプログラムを用意しています。そのおかげで、英語力がまだ十分でないお子さんも学校に通いながら英語力を高めることができます。最初の半年くらいをESLから始め、徐々に一般科目の授業に参加するようにして慣らしていきます。初等教育においては、はじめからカナダの生徒と一緒に授業を受けながら、補足としてESLの授業を受けるお子さんもいます。……………………………………………………………………………………■ ホームスクーリング/在宅教育についてカナダでは子供を学校へ通わせることなく、家庭で教育を行う制度があります。親がイニシアティブをとり、親の責任で子供を教育する方法ですが、BC州では教育機関(公立・私立の学校及び通信教育)への登録が毎年義務づけられています。また、ホームスクールも義務教育なので、政府から学校へ助成金が支払われ学費は無料です。ホームスクーラーの登録は毎年9月30日までとなっています。ホームスクーリングを選択する理由は、遠隔地で学校から遠い、子育てや教育についての考え方の違いや、宗教的、文化的な価値観、世界観を親自ら伝え教育したいなどさまざまです。また、ホームスクーリングは特殊な才能・能力に恵まれた英才児や学習障害や発達障害、身体的な障害を有する子供に、その子供の能力や特別なニーズに柔軟なカリキュラムをその子供に合ったペースで進められることも利点です。ホームスクーリングの子供たちは両親、兄弟姉妹間の絆は強く、家庭中心教育での父母の関与はとても重要です。教 育カナダの一般教育制度■ 義務教育 ■カナダの教育は州政府によって管轄され、各州の教育省による教育水準をもとにカリキュラムが組まれます。義務教育は6歳ないし7歳(通常小学1年生)〜15歳ないし16歳(高校1年生)までで、教育費は無料です。また、公用語が英語とフランス語のため、フランス語で授業が行われるフレンチイマージョンプログラムの選択も可能です。●保育施設についてカナダでは共働き夫婦も多いため、保育施設(デイケア)を利用する家庭がたくさんあります。デイケアとは日本でいう託児所のような所で、カナダでは公立、私立のデイケアが多数あります。グループデイケアとファミリーデイケアの2種類があり、グループデイケアは比較的生徒数が多く、ファミリーデイケアは保育者が自宅で個人経営していることが多いため、家庭的なケアが特徴です。デイケアではお絵描き、パズル、ゲーム、歌、クラフトや本の読み聞かせやスポーツ、遠足など種類豊富なアクティビティーが用意されています。昼間はデイケアに通い地元のお子さんたちと触れ合うお子さんから、終日デイケアで過ごして両親のお迎えを待つお子さんもいます。カナダは移民を多く受け入れているため、各保育者の出身国や保育方針によりデイケアの特徴が様々です。また、プレスクール(保育園)のように幼稚園入園前のお子さんを対象とし、読み書き、数字などの教育に力を入れ、遊びやゲームを通して子供にルー

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