TOWN PAGES Vol.21 / 2013-2014
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Information41生活情報 〜カナダの暮らしに役立つ情報〜医療・保険(医療保険/歯科医療)ビジター、ワーキングホリデー、移民あるいはワークビザで州の健康保険の待機期間中など、短期間でもあっても不測のケガ、不意の病気にかかることがよくあります。カナダの医療費は高く、保険に未加入で病気・ケガを負った場合、医療費は莫大になることが予想されます*1)。このことから、滞在・待機期間中のビジター保険加入は必須といえるでしょう。何かあった時でも高額の医療費を補償してくれるのがビジター保険です。保険会社によって多少の違いがありますが、保険加入期間中の補償限度額は$10,000 から$300,000になります。補償金額は自分で選べますが、スポーツなどをする方や高齢の方であれば最低でも$50,000以上をお勧めします。カナダ国内の学校(大学、専門学校、語学学校など)に留学生として通う場合はInternational Student保険という補償金額($2,000,000)が高く保険料がお得な緊急治療用の保険があります。この場合ビザの種類は問われません。通学していることが条件となります。*1) カナダの医療費はだいたい以下の通りです。クリニックでの診察(1回 およそ$100~$200)、外来で病院の緊急室で治療(1回 およそ$300~$800)、病院の大部屋に入院(1日 およそ$1,200~$3,500)、病院の集中治療室に入院(1日 およそ$2,000~$5,000)、救急車費用(1回 およそ$500)。この他に検査費用、病院内での医師の診察料、処方箋薬料などがかかります。カナダ人の口腔衛生意識は高く、定期検診や口腔清掃には熱心です。歯科治療が高額なため、虫歯予防を怠らないようにする事が大切です。ブルークロス*1)等の任意保険に加入していても、利用限度額を超えれば自費となりますので注意が必要です。定期的なクリーニングと検診(年に1度、子供は2度)は欠かせません。歯のクリーニングを定期的に行うことにより、歯垢をなくし歯槽膿漏などの歯周病を防ぎます。また、定期検診ではブラッシングやデンタルフロスの使い方の指導もしてくれます。一言で歯科治療といってもカナダでは、分業化が進んでおり、一般歯科治療、口腔外科治療、歯科矯正治療、審美歯科治療(ホワイトニング、インプラント)等種類はさまざまです。*1) 州政府の医療保険に含まれない医療サービス及び歯科治療を保証。州政府の医療保険に加入していることが条件。保険内容は個人、法人及び団体、法人及び個人営業者向け等プランのタイプにより異なります。詳しくはhttp://www.pbchbs.com/Corp/individual/……………………………………………………………………………………■ 一般歯科治療虫歯の治療や歯周病治療、知覚過敏治療など、一般的な歯科疾病全盤の治療を行います。定期的なクリーニングと検診や虫歯予防の指導も一般歯科医で行われます。……………………………………………………………………………………■ 口腔外科治療 (Oral Surgeon)歯科医からの紹介状が必要です。親知らずの治療*2)や口腔・顎・顔面ならびにその隣接組織に現れる疾患の外科処置を行う診療科。顎関節症や唇顎口蓋裂の治療も行います。*2) 親知らずの状態にもよるが、問題がなく生えているものは一般歯科医でも治療ができる。……………………………………………………………………………………■ 歯科矯正治療 (Orthodontist)/審美歯科歯並びの不正を治す治療。見た目を美しくしたい「審美面の改善」と噛み合わせを治すための「機能的面での改善」が目的です。カナダでは、歯並びや歯の白さに対する意識がとても高いのが特徴です。歯科矯正・審美歯科に関しては、日本でも保険適用外なため、治療費に大差はなく、技術面では、むしろカナダの方が進んでいます。歯は第一印象に大きな影響をもたらします。カナダ滞在中に奇麗な歯並び、美しい笑顔を求め、矯正歯科に通う日本人も増えています。● 歯科矯正 …………………………………………………………………… 個々の歯にブラケットと呼ばれる装置を付け、金属ワイヤーを用いて歯に力を加え歯を移動させます。従来の目立つ金属製のブラケット以外に、透明のブラケットを用いた目立たない矯正装置もあります。また、近頃では従来のワイヤー式矯正装置ではなく、取り外しが可能で目にみえない矯正装置(インビザライン)もあり、無理なく美しい歯を手に入れることができます。値段は少し高めですが、金属アレルギーのある人や、矯正には抵抗がある人にはお勧めです。期間は個人差がありますが1.5年~2.5年程かかります。● ホワイトニング ……………………………………………………………… 加齢、生活習慣、遺伝等が原因で黄ばんだ歯を白く漂白します。歯科医で行うホワイトニングと家庭で行うホワイトニングがあります。レーザーホワイトニング法、マウスピースにジェル状の漂白剤を注入して歯に装着する方法、歯の表面に過酸化水素を主成分とした薬剤を塗って漂白する方法などがあります。レーザーホワイトニングは、歯にホワイトニング剤を塗布した上でレーザーを照射する方法です。即効性があり、優れた効果が期待できますが、費用は高めとなります。ジェルによるホワイトニングは個人の歯形を取って作られたトレイにジェルを入れた物を装着する方法です。効果が現れるのに時間はかかりますが、費用も少なめで、少しずつ漂白するため色戻りも遅く、自分に合う歯の白さを手に入れられます。薬剤を塗布するものは、ドラッグストアで市販のホワイトニングキット購入し、自宅で手軽にホワイトニングに挑戦できます。また、ホワイトニングはほとんどの一般歯科医でも受けることができます。● インプラント(人口歯根) ………………………………………………… 虫歯や歯肉の病気、またはケガなどのアクシデントによって失われてしまった歯を補う治療です。失われた歯の歯肉(歯茎)に人工歯根を埋め込み、人工の歯を装着させる治療法です。天然歯のような審美性と、本物の歯に感触が一番近いのが特徴です。治療費は高額で、治療期間も長くかかります。● ラミネートベニヤ ………………………………………………………… 非常に薄いカスタムメイドのポーセリンベニヤという素材で作られた板を歯の表面に貼付ける治療。隙間の開いた歯の修復、歯の形の改善、ちょっとした歯並びの修正に用いられます。治療期間が短く即時性のある治療で、歯の色や形を変化させる事が可能です。● クラウン(差し歯治療) …………………………………………………… 虫歯が進行し、除去する部分が多くなった場合に歯の形を補う人工の歯を冠(クラウン)のようにかぶせる治療法。■ 短期滞在者の保険 ■「短期滞在者の保険」の執筆は… 諸橋 富雄 さん1995年より保険会社(生損保)勤務。1999年RHU(公認健康保険アンダーライター)資格取得。Bridges International Insurance Services(BIIS)のマネージングディレクターでもある。BIIS は旅行医療保険、商業保険、住宅保険に特化したスペシャリスト。旅行医療保険に関しては約8社との契約がある。また商業保険、住宅保険では三井住友海上保険および東京海上日動保険の保険商品も紹介している。ブリッジス・インターナショナル保険事務所#901-1030 W.Georgia St., Vancouver V6E 2Y3E-mail: info@biis.ca Web: biis.ca/jTel. 604-408-8695Toll Free(北米). 1-888-267-4461Fax. 604-331-1042カナダの歯科治療は保険適用外のため高額です。虫歯1本の治療にも$100以上、根管治療は$1,000以上かかることもあるので、日頃からの手入れと予防を怠らないようにしましょう。歯科医療■ 歯科医療事情 ■

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