TOWN PAGES Vol.21 / 2013-2014
36/184

Information32生活情報 〜カナダの暮らしに役立つ情報〜シニアライフ(日本の年金)……………………………………………………………………………………■ 年金の受給開始年齢● 老齢基礎年金 原則として65歳から受け取ることができます。20歳から60歳までの40年間(加入可能年数)すべてについて保険料を納めた場合は満額の老齢基礎年金が支給されます。老齢基礎年金は60歳から64歳までの間に繰り上げたり、65歳以降の希望する年齢から繰り下げて受けることも可能です。繰り上げや繰り下げて受ける場合はその期間に応じて減額・増額されます。繰り上げ受給をする場合は不利な点もありますので、受給開始年齢の繰り上げは特に慎重に検討しましょう。● 老齢厚生年金、退職共済年金 老齢基礎年金の上乗せとして、原則65歳から支給されます。老齢基礎年金の受給資格期間25年を満たした方でかつ厚生年金や共済組合に1年以上加入した経験のある方は生年月日により60歳から65歳までの間に年金が支給されることがあります。これを「特別支給の老齢厚生年金(または退職共済年金)」といいます。厚生年金や共済組合への加入期間が1年未満の方、国民年金のみの方の受給開始年齢は65歳となります。 この特別支給の老齢厚生年金や退職共済年金も2階建ての仕組みになっていて、老齢基礎年金にあたる定額部分と老齢厚生年金や退職共済年金にあたる報酬比例部分に分けられます。そして以下の図のように、老齢基礎にあたる定額部分の受給開始が生年月日により、段階的に引き上げられる仕組みになっています。生年月日が昭和28年4月2日(女性は昭和33年4月2日)以降の場合は、報酬比例部分でさえも60歳から受給できなくなります。 将来的には、完全に65歳からの支給になります。老後の生活設計を計画するためにも、自分がどこに当てはまるかを確認しておきましょう。■ 社会保障協定(二国間協定)について ……………………………………2008年3月、日本とカナダとの間に「日加社会保障協定」が発効されました。社会保障協定の目的は「二重加入の防止」と「年金加入期間の通算」の2つがあげられます。● 二重加入の防止 日本からカナダに赴任するビジネスマン等が日本とカナダ両国で社会保障制度に二重に加入することのないように定められました。● 年金加入期間の通算 協定発行以前は年金の加入期間が足りないために保険料を納めているにもかかわらず年金を受給できない「掛け捨て」問題が生じていました。協定の発行により、この問題は解決され、日本・カナダそれぞれの年金加入期間が短くても、両国の年金加入期間を通算する事で、受給権を満たしやすくなりました。 ● カナダ国籍を取得していても日本年金の請求が可能に 日本国籍の方ならば、前述の合算対象期間(カラ期間)により、日本の年金の受給資格を満たすことは可能ですが、カナダ国籍を取得され日本国籍を失っている方でも、社会保障協定の発効により日本の年金を受け取れる可能性が広がりました。日本の年金加入期間に通算されるカナダの年金制度はCPP(カナダ年金制度)のみです。OAS(老齢保障制度)やQPP(ケベック州年金制度)は対象外となります。  *日本とカナダで二重加入していた期間は、二重にはカウントされません将来受給する老齢年金額には反映されません。このことから、別名「カラ期間」とも呼ばれています。<海外在従者の合算対象期間>日本国籍を有していて、昭和36年4月以降海外に居住していた、20歳以上60歳未満の期間昭和16年4月1日以前生年月日昭和21年4月1日以前男性女性60年齢6162636465~報酬比例部分定額部分老齢厚生年金老齢基礎年金昭和16年4月2日 ~昭和18年4月1日昭和21年4月2日 ~昭和23年4月1日昭和18年4月2日 ~昭和20年4月1日昭和23年4月2日 ~昭和25年4月1日昭和20年4月2日 ~昭和22年4月1日昭和25年4月2日 ~昭和27年4月1日昭和22年4月2日 ~昭和24年4月1日昭和27年4月2日 ~昭和29年4月1日昭和24年4月2日 ~昭和28年4月1日昭和29年4月2日 ~昭和33年4月1日男性女性報酬比例部分定額部分老齢厚生年金老齢基礎年金男性女性報酬比例部分定額部分老齢厚生年金老齢基礎年金男性女性報酬比例部分定額部分老齢厚生年金老齢基礎年金男性女性報酬比例部分定額部分→老齢厚生年金老齢基礎年金男性女性報酬比例部分定額部分の支給なし老齢厚生年金老齢基礎年金● 日本の国籍について 日本の戸籍法では二重国籍は認められていません。カナダの国籍を取得されますと、その時点で日本国籍は自然消滅し、日本領事館で在留証明等の各種証明を取得することは出来なくなります。■ 海外居住者のための年金情報 ■+日本で年金制度に加入していた期間海外に赴任(居住)していた期間25年(300月)20歳以上~60歳未満で受給権発生>=+日本で年金制度に加入していた期間カナダ年金制度(CPP)に加入していた期間25年(300月)で受給権発生>=

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です