TOWN PAGES Vol.21 / 2013-2014
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Information27生活情報 〜カナダの暮らしに役立つ情報〜ファイナンス(スペシャリストに聞くQ&A)リターンから考えるのではなく、ニーズから考える。世界経済の状況が常に変動する今現在、そして政策金利が低迷している環境の中、少しでも利率やリターンのより良い金融商品の魅力につられやすい投資家サイコロジーがあります。リターンだけを追いかけ、必要以上のリスクを背負ってしまったことも知らずに、期待通りにいかなかったケースもあったはずです。その要因はリターンに重点を置きすぎた投資判断のためだと思われます。又 各金融商品の特徴と市場環境の関係を十分に理解していなかったための結果・流れではないかと考えられます。ニーズから考える。総合資産の観点からニーズを考え、各資産の種類やトピック(総合資産と資産管理のトピック)に合った投資目標とリスクの許容限度の枠組みを設定し、この枠組みで相応しい投資銘柄を検索することが大切です。検索の結果、優良候補としてあげられた投資銘柄の特徴や長短所を十分理解した上でプランを実施すべきでしょう。これが正しい考え方の流れです。投資アドバイザーを選ぶ。投資アドバイザーの仕事はキャピタルマーケットの専門家として競争的な金融商品を薦める業務が前提です。それに加えて、投資家(顧客)として自ら知らなかったこと、考えもしなっかた事を伝えてもらい、金融商品を利用するにあったって適切なリスクと収益性のアドバイスを教授してもらえるメリットがあります。つまり選択の過ちを減らす効果があるわけです。キャリアのある投資アドバイザーは長年の経験を活かし、所属する資産管理会社の研究所との市場分析資料などを読みこなし、しっかりとした情報源からより良い投資判断が出来るように重要なサポート役となります。運用方針のまとめの説明を受ける時に、自分自身の意思と投資アドバイザーの意見の誤解が無いように、薦められた金融商品が必ず資産の投資ニーズにしっかり当てはまっている事を再確認することによって、運用成績が期待に背かない結果につながることも覚えておきたいことです。自分の投資目的にあったプランを作成するにあたって、競争的な投資商品の検索作業を行って、十分納得した段階で実行に移すことが肝心です。現実に市場環境が常に変動する中、正確な情報入手とその情報を整理し判断の基にすることがポイント。さらに実施された投資運用プランを定期的に、リスク管理ならびにレビュー(見直し)を怠らないことも重要です。……………………………………………………………………………………Q. 一般的なリスク管理の基本とは?A. 運用視野の狭い「一方向的な運用方法」よりも、ニーズにあてはまる「分散投資」を前提に、商品を検索してから購入することをお勧めします。分散投資は各投資商品のリスクに基づいて考えます。イメージ的に投資リスクを三角形で表現すると、三角形の下半分にあたる広いところには安全性の高い商品を(多めに)購入し、上半分に当たる狭いところにはリスクの高くなる商品を(少なめに)購入することが基本です。投資リスクの率が逆三角形の場合、非常にハイリスクになるため、それなりのリスクに対する許容限度(リスクが取れる上、他の流動資産が十分にあることなど)を必要とします。Q. 投資商品の種類、投資例と概要を簡単に教えてください。A. 前述された投資商品を組み入れた包括的なポートフォリオのバランス型の一例になります。全体を100%として、どのような配分にするかの例です。(10%): 短期的な現金管理(1年以内が目安)として、流動性のある日率計算で利払いがもらえる解約可能のHigh Interest Savings Account、又は解約可能の定期・GICを利用。(20%): 確定収入と投資元本の償還が必要とされる固定式定期を1〜5年満期、もしくは流動性がある利払い付きの債券に分散投資。(20%): 節税効果を高めるため(RSP/RIF/TFSA/RESPは対象外)、現状の定期利回りと比べ利回りの高い商品、そして安定性の高さを両立させた優先株を利用。優先株の投資利点としては、収入が一般的に配当収入としてみなされる為、High Interest Savings Accountや定期で受け取る金利収入と比べ、節税効果があることと固定定期と比べて流動性があること。優先株の格付けは、安全性の高いP2・Pfd2以上の格付けが目安、優先株の種類も多種多様、金利上昇リスクも十分考えられるため、専門家にしっかりと説明を受けてからのご利用をお勧めします。(30%): 株式投資で投資期間内に(四半期毎に)配当収入を受け取りながら市場価格の上昇を狙う配当株を利用。配当支払い能力のある企業は様々な大企業から選べます。配当株の利点の一例として1年間において4%の配当を受け取り、6%の市場価格が上昇すれば計10%の収益となる。逆に4%の配当を受け取り、-6%市場価格が下落すれば結果的にロスは-2%にとどめることが出来ます。(20%): 株式投資でキャピタルゲイン(株価上昇を狙う)目的で成長株を利用。注)尚、株式投資、又は債券投資は北米以外への投資も可能。上記は単なるバランス型の一例ですが、他にも投資目的によっては多種多様な商品や運用方法を活用して、ポートフォリオを作成することが可能です。実行前には専門家に相談して誤解の無い様、しっかりと投資リスクの説明受けることをお勧めします。これらの投資商品・材料を実行に移す際、投資信託(Mutual Fund)、ETF、個別銘柄のポートフォリオやマネージドマネー(Separately Managed Account)などの運用方法がありますので、証券会社など、専門家から適切なアドバイスを受けることをお勧めします。Q&Aスペシャリストに聞く~資産運用・投資編~This article was prepared by Jun Yajima, who is an Investment Advisor with TD Wealth Private Investment Advice, a division of TD Waterhouse Canada Inc.The information contained herein has been provided by TD Wealth Private Investment Advice  and is for information purposes only. The information has been drawn from sources believed to be reliable. Where such statements are based in whole or in part on information provided by third parties, they are not guaranteed to be accurate or complete. The information does not provide nancial, legal, tax, or investment advice. Particular investment, trading, or tax strategies should be evaluated relative to each individual’s objectives and risk tolerance. TD Wealth Private Investment Advice, The Toronto-Dominion Bank and its afliates and related entities are not liable for any errors or omissions in the information or for any loss or damage suffered.  TD Wealth Private Investment Advice is a division of TD Waterhouse Canada Inc., a subsidiary of The Toronto-Dominion Bank.  TD Waterhouse Canada Inc. - Member of the Canadian Investor Protection Fund.  ®/The TD logo and other trade-marks are the property of The Toronto-Dominion Bank or a wholly-owned subsidiary, in Canada and/or other countries. 「資産運用・投資」のお話を伺ったのは… 投資顧問 矢嶋 淳 さん、 FMA過去14年間投資アドバイザーとして大手証券会社・資産管理会社を経て2008年に TD Wealth Private Investment Advice に就任。BC州唯一の日本語バンキングサービス、TD Canada Trust Japanese Bankingとの提携でハイネットワースのお客様の投資顧問を担当。日本語、英語、非居住者、居住者を問わずに対応可能。北米市場において経験豊富でハイレベルの総合的なアドバイス、そしてお客様方に大切な安心感をお約束いたします。ご相談は$100万ドルから、日本語でお気軽にご連絡くださいませ。TD Wealth Private Investment Advice700 W. Georgia St., 10th Floor, Vancouver V7Y 1A2E-mail: jun.yajima@td.com Web: www.tdwaterhouse.caTel. 604-482-2447Fax. 604-482-8427

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