TOWN PAGES Vol.21 / 2013-2014
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Information26生活情報 〜カナダの暮らしに役立つ情報〜ファイナンス(資産運用・投資)■ 優先株優先株を持つ投資家は、債券と似て収入・配当を得る権利が与えられますが、優先株は債券と異なり、発行者の元本償還の義務はありません。優先株は株式の性質と同じで株式市場で売買することができます。 ■ 株式株式の種類は多種多様で、株式市場での売買が可能です。キャピタルゲインを目指す投資家には成長株、配当を目指す投資家には配当株など、投資家の目標プランにあわせて、株式公開された大企業や中小企業への投資が可能となります。優先株と同じ様に配当が支払われる普通株もあり、配当の支払いの一切無い株もあります。投資運用利回りで得られる収入にはキャピタルゲイン、配当収入、金利収入などがあり、それら収入は課税対象となります。 一般的に金融取引により発生する利益・損失はキャピタルゲイン・ロス、優先株や配当株による配当収入は特別な優遇される課税対象となります。逆に、債券による債券利金は金利収入とみなされ、特別な優遇される課税対象にはなりません。具体的な税制については税務署、又は会計士と確認することをお勧めします。税金対策はいつも投資方針に従って行うよう注意することが重要です。通貨は口座開設先によって異なりますが、基本的に米ドルとカナダドル立ての口座が開設できます。RSPs、RIFs、TFSAs、RESPsのような税金控除扱いにはなりません。金利による収入は課税対象となり、確定申告時に納税が義務付けられます。ここでは所得税が引き落としまで控除される投資口座と収益が課税対象にならない口座を紹介します。……………………………………………………………………………………■ RSP (Registered Retirement Savings Plan)カナダで雇用収入のある人が開設の対象となる退職金貯蓄プランです。口座へ振り込まれた金額は税金免除対象となり、所得税の対象となる雇用収入額から差し引かれます。加えて、口座の中で発生した利益は全てお金を引き出すまでは無税と扱われるため、複利効果が得られます。RSPには振込限度額(Contribution Limit)が設定されており、2012年の振込み限度額は2012年の年収の18%、又は$22,970のどちらか低い方と定めらています。尚、Pension Adjustmentがある場合はこの振り込み限度額に反映され、実際の振込み限度額(Net Contribution Limit)はPention Adjustmentを差し引いた額になります。実際の振込み可能限度の総額は人によって異なるため、税務署・会計士と確認が必要です。RSP口座からお金を引き出す場合は、その引き出した年の年収として加算されるため、課税対象となります。RSP口座は最長71歳まで持続できますが、71歳からは基本的にRIF (Registered Retirement Income Fund)、Annuity (年金)の切り替え、もしくは現金化(Deregistration)のどれかを選択し、移行しなければなりません。3種類を組み合わせることも可能ですが、最低限1つは選択しなければなりません。● RIF (Registered Retirement Income Fund) ………………………… RSPの切り替えの一つの手段がRIF口座になります。口座内の課税方法はRRSPと同じでに引続き複利効果が得られます。しかし、RSP口座と違い、RIF口座に切り替わった段階で口座への振込が不可能となり、引き出しが自動的に始まることが大きな違いとしてあげられます。引き出し額は毎年12月31日の市場価格の決算で決まります。最低引き出し額は、決算時の総額に基づき決定され、年齢にしたがって変わります。年を老えば老うほど最低引き出し額は大きくなります。 引き出しのスケジュールは税務署のサイトを参照してください。● Annuity (年金) …………………………………………………………… RSPの切り替えの一つの手段がAnnuity (年金)となります。 基本的に生命保険会社に支払いをし、あらかじめ契約された収入を生涯受取る年金プランになっています。● Deregistration(現金化) ……………………………………………… RSPの切り替えの一つの手段がDeregistration。 RSP口座の全額を引き出すことになり、引き出しの際にはその全額が課税対象となります。……………………………………………………………………………………■ TFSA (Tax-Free Savings Account)2009年より新設された非課税の口座です。毎年$5,000を上限とする収益額は課税対象外となり、お金の引き出し時も無税扱いとなります。毎年最高振込み額が決められているため、使い切れなかった額 ($5,000から実際の振込み額を差し引いた額)は翌年への繰り越しが可能です。RSP口座とは異なり、振込み額は税金免除の対象にはならず、所得税を低くする効果はありません。……………………………………………………………………………………■ RESP (Registered Education Savings Plan)子供の学費貯蓄プランとして有効的な投資口座です。政府の寄与Canadian Education Savings Grant (CESG)がもらえる口座で、口座内の収益は課税対象外となります。子供の教育費の支払いが必要となった時に子供の所得となり、引き出した年の子供の年収に加算され課税対象となります。子供1人に対して最高額$50,000まで口座に振り込み可能で、CESGの最高寄与額は各子供につき年間$500、生涯の最高額$7,200まで政府から支給されます。CESGの額は家族年収総額や住む州などによって変わる場合がありますので、税務署又は会計士に確認しておきましょう。● 子供が進学しない場合 …………………………………………………… 子供が Post Secondary Education、つまりハイスクール卒業後の進学の有無によってプランに変更が発生する可能性もありますので、注意が必要です。例えば、プランに指定していた子供が高等教育機関へ進学しない場合は、他の子供をRESPの配偶者に指定してプランを継続する、又はRSP振込みの枠があればRSPへ移す、などの税金対策を考慮しなくてはなりません。もし、他の配偶者の指定ができない場合はCESGの返済が求められ、かつ収益額が全て課税対象となります。■ 投資運用利回りに対する税制 ■■ 節税対策に有効な口座 ■■ 各種預金 (Cash Account) ■● リスクの位置付け 株式は基本的に債券、優先株よりもリスクが高くなります。債券の様に満期も無ければ元本の保証もありません。<注意> 全て前述の説明は一般的なことを前提として説明しており、個人的な事情により具体的案・条件が変わりますので、税務署、会計士、     又は投資アドバイザーなどに相談する必要があります。● リスクの位置付け 優先株の種類は多種多様で、仕組みが幅広いのが特徴です。優先株には一般的に債券と同じ様にSR(Stability Rating)と呼ばれる配当支払能力を評価する格付けがあります。基本的にStability Ratingの格付けが高ければ高い程配当支払い能力が高いため、低リスク低リターンとなります。債券投資と同様、所有期間中、優先株の発行者のStability Ratingの格付けが変わる場合もあるので、注意を払う必要があります。評価する格付けがあります。基本的にStability Ratingの格付けが高ければ高い程配当支払い能力が高いため、低リスク低リターンとなります。債券投資と同様、所有期間中、優先株の発行者のStability Ratingの格付けが変わる場合もあるので、注意を払う必要があります。

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