TOWN PAGES Vol.21 / 2013-2014
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Information14生活情報 〜カナダの暮らしに役立つ情報〜住まいについて(住まいを借りる)賃貸の種類には、家、コンドミニアム、アパート、貸部屋、ホームステイなど様々な形態があります。どの種類を選ぶかは、ライフスタイル、家族構成、居住希望期間や家賃の予算等で決まります。物件によっては条件が限定される場合もあります(家族限定、子供の有無、学生、単身会社員等)。賃貸物件にはオーナー自らが管理しているものと、不動産エージェントを介して管理されている物があります。アパートやコンドミニアムの場合、マネージャーがビル内に居住していることもあります。一軒家の貸部屋、ホームステイの場合は、オーナーが同居または別フロアに居住し、共有するスペースも多くなります。特にホームステイでは居住空間そのものを共有するため、より「家族」に近い関係を築くことができます。カナダに来て日が浅く、生活に慣れるまで数ヶ月間ホームステイを体験するという人が大半のようですが、そのまま数年間家族同然の暮らしを続けている人も少なくありません。■ 物件探し ……………………………………………………………………賃貸物件を探す際は新聞や雑誌、インターネット等を利用して情報収集します。コミュニティセンターや、図書館、レストランやお店等に貼り出される広告を利用するのも良いでしょう。Craigslist(www.craigslit.org)やJPCanada(jpcanada.com)等のネット上のClassifiedサイトでは常に最新情報がアップデートされています。居住エリアや値段、部屋数等の条件ごとに検索することのできるサイトもありますので、条件を限定して探したい場合には便利です。アパート等が集中しているエリアでは実際に歩いて探すのもお勧めです。月末から月初めにはテナント募集のサインが出ていることが多く、人気エリアになるとあえて広告を出していない物件もあります。また、実際に見ないと分からない周りの環境等を把握できるという利点もあります。通常、アパート内に空きがでる場合、次のテナントを公募する前にアパート内に居住しているテナントに通知があります。*1) 知り合い等が居住している物件を紹介してもらうのも良いでしょう。また、アパートによってはウェイティングリストを用意している物件もあります。実際に気に入った物件があり、引越しをそれほど急いでいないという場合は問い合わせてみるのも一つの方法です。● 内見 ………………………………………………………………………… 気になる物件があれば、内見を申し出ます。内見の際には賃貸条件を明確にしておきましょう。家賃、ハイドロ、ヒーター、インターネット、ケーブル等のユーティリティは家賃に含まれるのかどうか、付帯する設備、駐車スペースの有無等を確認します。設備状況の確認はもちろんですが、メンテナンスレベルや、オーナーやマネージャーの人柄を見ることも重要なポイントです。居住スペースを共有する場合は、オーナーやマネージャーだけでなく、できるだけ同居人と面会することもお勧めします。内見の際には確認すべき事項をメモし、分からないことがあれば質問し、明確にしておきましょう。契約してしまってから「こんなはずではなかった」とならないように注意しましょう。● オファーの提出 …………………………………………………………… 借りたい物件が決まったらオファーを出します。人気のある物件では数件のオファーが集中することもあり、オーナーはその中からテナントを選ぶことになります。貸し主側もトラブルのない良いテナントを探しています。家賃の支払いが滞ったり、他の住居人とのトラブルをおこしたりしないかどうかをチェックするためレファレンスを要求されることも多いので、前もって準備しておくと良いでしょう。*2) ……………………………………………………………………………………■ 契約オファーが受け入れられたら次は契約です。契約書には賃貸条件が書かれています。サインをする前にきちんと確認してください。内見時の説明との矛盾点がないかどうか、不明瞭なことがあればこの時点で明確にしておくことが重要です。契約時には通常家賃の半額をセキュリティデポジット(またはダメージデポジット)として支払います。入居日によっては最初の家賃を同時に支払います。 ● 入居 ………………………………………………………………………… 入居時にはオーナーもしくはマネージャーと共に「状況点検記録書」(Condition Inspection Sheet)へ書き込みながら部屋の状況を確認します。内見時には居住人がいて細かな点をチェックできないこともあるでしょう。修理や交換が必要な物があればこの時点で申し出ましょう。*3)問題がなければサインをし、後日コピーを受け取ります。 *1) 居住人は入居審査を経ているため、知り合いという段階でレファレンスがとれるという利点があります。オーナー側も公募するよりも信頼おけるテナントを探せる方法として入居中のテナントに通知することが多いようです。*2) レファレンスは、勤務会社や現在居住している物件のマネージャーやオーナーにとられることが多いです。学生等の短期滞在者は滞在中の保証人がいればその人にお願いしましょう。*3) 入居時に修理のできないダメージ(カーペットの汚れや壁の破損等)があれば写真を撮ってプリントアウトしマネージャーにサインしてもらい保管しておきましょう。たとえマネージャーが途中で代わってしまっても退居時にトラブルになる心配がありません。 賃貸物件で快適に暮らすには、オーナー、マネージャー、同居人とのコミュニケーションは不可欠です。生活し始めてから気づくライフスタイルや価値観の違いから生じる問題もあるでしょう。小さなことでもそのままにしておけば後で大きなトラブルになることも。不満を抱えたまま遠慮しながら生活するのではなく、問題が発生した時点で早期解決できるよう話し合いの場を設けることも必要です。賃貸コンドの場合は一軒家とは異なり、他人と関わることが多い分、気を遣うことやトラブルも多くなりがちです。快適な生活をおくるには部屋探しや契約が重要ポイントになります。引越ししてしまってから後悔しないように注意しましょう。■ 住まいの種類と特徴 ■■ 物件探し〜契約 ■住まいを借りる住まいについて■ 快適に暮らすために ■● 賃貸に関する法律BC州では賃貸契約に関する法律(BC Residential Tenant Act)により、テナント契約、家賃の値上げ、メンテナンス、又貸し、レンタル解消等に関する規定が設けられています。「不当に家賃の値上げを要求された」、「休暇中に部屋を又貸ししたいけれどどうすべきか」、「家賃の支払いが滞っている」、「テナントが騒がしく、契約を解消したい」等の問題が発生した場合はオーナー、テナント共に規定に沿っているかどうかを確認することが大切です。賃貸に関する詳細はwww.bclaws.ca/default.htmlを参照してください。● 退居時のチェック退居する時には入居時の点検シートを元に再び部屋の中を確認します。この時点で居住人の責任と思われる設備の損失等が見つかった場合は、入居時に支払ったデポジットで修理されます。何も問題がなければデポジットは全額返金されます。退居時には入居時の状態に近づけるよう、綺麗に掃除し、修理が必要な箇所は直しておく必要があります。

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